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久々に帰りが遅くなった

実は家人は友人と連れだって2泊で桜見物に出かけたので、今夜は一人の夕食だったのだ

会社を出て途中下車をし、食事をした

コーヒーを飲みたかったが我慢して電車乗った

その電車が発車する間際、階段を降りてくるくるけたたましい足音が聞こえた
階段から降りてくるちょっと前にドアが閉まり始めた
大した壊れ物入っていないカバンをドアに挟んだ
 
その瞬間と彼女がホームにたどり着いたのがほぼ同時
ドアはあきらめたようにもう一度開いた
 


息を荒くした彼女が崩れ落ちるように近くの席に崩れた
この時間車両にはまばらにしか乗客がいない
 
息が落ち着いたのを知らせるかのように
「すみません ありがとうございました」
「気が付いてたのか」
「ええ 助かっちゃいました」
笑顔が可愛い

「いや 素敵な女性が必死の形相で降りてくるのが見たかっただけだ 」
「まあ ひどい でも、かなりでした?私の形相って」
笑いながら問いかけてきた

「いや 期待したほどではなかったが・・・急いでたのかね」
「そんな事なかったんですけど なんだかこれに乗りたいと思った時には もう必死の形相でした」

「すまん 冗談だ あとちょっとのアウトが嫌いなだけだ 見るのもね  それにお茶でも誘えるような女性ならしめたものというアンダーハートもあったしね」

「あんだー ハート?」

「下心ってやつさ」

「やっだあ アンダーハートか  今度使います  って で?どうでした?」

「ん?」
「誘えそうな人でした?」
「わははは ムリムリ私には若すぎる可愛いお譲さんだった」
「あら 残念」
「ほう 攻撃的だね」

私は時計と次に止まる駅を確認した

「じゃあ どうだろ 私は次の駅で降りるが 今日中にもう一度会えたら お茶に誘おう」


「大人ねやっぱり ちゃんとちょとだけ期待を残してすかすんだ・・・・・」
彼女の目が潤んだ
「みんな そうなんだわ 期待なんかさせなきゃいいのに」
彼女は下を向いてしまった

何かあったのだろ


後味の悪い別れになったが
「じゃ」
私は電車を降りた
彼女は頭だけ下げこちらは見なかった
 

私は階段を駆けあがった
改札を抜けてまた走った
次の改札を入り階段を駆け降りた、伝わってくる振動を確認しながら壊れそうな心臓と闘った
 
急行電車に乗り込み、ものすごい形相でニヤリと笑った
と、思う
『走れた・・・・』


結構乗客がいたので呼吸を整えるのに苦労した
汗が流れ首筋を伝う
拭いている暇はなかった
一度心臓に手を当てて、開けきらぬドアから飛び出した
 
『ラッキー』
登りのエスカレーター前だ 
そのエスカレータを駆けあがる

もう一段

改札を出て後は直線だ
かなりある

『何やってるんだろ』
一瞬よぎった
通路に貼ってあるメトロのポスターが笑っている
『くっそ』
足ががくがくしている

 
改札だ
そこにスイカを当てた時には
ドアが閉まり始めていた

思い切りカバンを出して挟もううとしたが 
届かない
 
惰性でドアにぶつかってしまった
あわてたようにドアが開いた


酔っぱらいとでも思ってくれたのだろか
開いている席に倒れ込んだ

その車両には端の方に一人しか乗客がいない

誰もいない車両で一人吊革にぶら下っている、いい感じの酔っぱらいだ
 
暗い壁に映る自分を荒い息でチェックして

前方へ車両の中を進んで行った
「やあ」
「あっ 降りてなかったんですか」
「いや 誓って降りたさ お茶に誘いたくて線路を追いかけてきたら この駅で追いついただけさ」
彼女がおかしそうに声を出して笑った


「すまん 座ってもいいかね」
「ああ どうぞ でもどうしてまた会えちゃうんんですか」
 
私は以前、部下から聞いた話をした
間違って降りてしまった事に気が付いて、やみくもに乗り継いだらまた元の電車に戻ることができたと

路線によっては、大きく迂回していく路線と直線で走る路線があって、その交差する駅でシンクロできる場合があること

でも、それには急行に乗って時間をつめなければムリだということ

それと寂しそうな女性が乗っていなければならないこと

このあたりで彼女の笑顔が完全に復活した
やっと息の整った私は、彼女を立たせドアのところにある路線図を見せた


「へ~ すごい 本当に線路を追いかけて来たんですね」
「ああ 時にはやってみるといいかもしれない」
「そうね 誰かがドアを開けてくれるかもしれないですもんね で?」
「ん?」
「どこで降りて お茶に誘ってくれるんですか」
「ああ そうだった でもこの時間だからなあ」
「とりあえず次で降りて考えましょう 間違ったらまた線路を追いかければいいんでしょ?」
「すまん 今日はもう走れない」
また彼女が笑った




「走ったんだぜ かなり もう無理だ」
白状した
 
電車を降り駅の外に出た
駅前のコンビニ脇を抜けキョロキョロしているとカフェバーがあった
そこで二人は喉を潤した
おのおの切ないため息と、しんどいため息をつき
カフェバーを後にした






 
 
そこではコーヒーを飲まなかった




            
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